糸東流の形には、接近戦の那覇手と遠間からの首里手の両方が含まれている。
指定形は、四大流派の松濤館、剛柔、和道と糸東流の代表的な形を四つづつ集合させて、ⅠとⅡに分類したものである。
糸東流の技は、指定形Ⅰにバッサイダイ、セイエンチン、指定形Ⅱにマツムラローハイ、ニーパイポが納められている。
セイエンチンは那覇手の形なので、全体的に円運動が主体となって取り込まれている。また、近間なので、取り手に変化する技が多い。バッサイダイは遠間で直線的な動きである。
ニーパイポは中国拳法的な動きを多く取り込んでいる。マツムラローハイは短いが片足の技が多く、バランスが難しい。
基本形の平安の形を十分こなしてから、指定形に臨むのが好ましい。指定形は特徴を頭の片隅に置いて、教範のポイントの注意して取り組むことが必要である。
覚えたての頃に気を付けていたことが、だんだんと自分勝手な解釈で、変化していくことがあるので、気を付けなければならない。